勾配天井にして平屋に開放感を加える

平天井ではなく勾配天井にしてみる

一般的に住宅の天井と言えば、床と同じように平面の天井、つまり平天井が採用される事が多いです。天井が平面となる平天井は、リビングや台所などあらゆる場所に使えることがメリットであり、工事もしやすいのでコストも抑えられます。そのため平屋でも平天井を採用する建物は少なくありません。しかしながら、平天井は高さが低ければ、圧迫感のある狭い空間に見えてしまうことがデメリットです。背の高い人が住んでいれば、なおのこと天井が低く見えるので落ち着きません。

平天井で狭く感じるときには、勾配天井にすることで天井の高低差が生まれて開放感を得られます。その勾配天井ですが、屋根の形状を利用するので多階層であれば採用できるのは一番上の階だけです。それに対して、平屋であれば上階がないのでどこでも勾配天井を採用できます。平屋は奥行きに広がりを感じる建物ですが、勾配天井にすれば上方にも広がりを感じることができるでしょう。

勾配天井の角度や場所を決める

平屋を勾配天井にするとき、重要なポイントになるのが角度や場所です。角度をつけることで高低差が大きくなるので、開放感を感じやすくなります。しかしながら、勾配天井の角度は自由にできるわけではありません。その上にある屋根の形状が勾配天井の角度を決定します。屋根にあまり角度がなければ、天井の勾配もつけられないので開放感を感じにくいです。したがって、勾配天井を考えているならば、そのことを考慮して屋根を設計しなければならないでしょう。また、場所というのは勾配天井ではなくても良い部分は、平天井にしたほうがコストを抑えられます。例えばトイレや浴室などの個室やクローゼットであれば、開放感を感じられなくても問題はないので平天井で良いでしょう。